2021年11月に開館した八戸市美術館のための管理運営基本計画の策定支援、開館支援業務、美術館ロゴマークのデザイン業務など2017年からの一連の業務。人を育む、市民とともにつくるという方針のもと、「アートを通した学び」を地域に提供していくことをテーマとした新しいタイプの美術館。展覧会やワークショップ、コレクション作品の展示、企画のためのリサーチなどが独立したプログラムとして実施されるのではなく、これらが互いに影響しあい、連携しながらひとつのプロジェクトとして実施されることが特徴の美術館です。管理運営基本計画の策定では、クライアントと協議しながら、新たな美術館の事業のあり方をどのように実現するかを模索・検討し、作成しています。開館時支援業務、美術館シンボルマーク・ロゴデザイン等制作業務(デザイン:ラボラトリーズ・加藤賢策)なども実施しています。
場所 | 青森県八戸市 |
期間 | 2017年-2022年 |
クライアント | 八戸市美術館・八戸市 新美術館準備室 |
八戸市美術館ウェブ | https://hachinohe-art-museum.jp/ |
ロゴデザイン | LABORATORIES(加藤賢策) |
・調査業務
・管理運営基本計画の策定
・運営モデル・運営収支等の検討
・委員会等の運営支援
・計画書・資料等の作成
・開館準備・運営等支援業務
・美術館シンボルマーク・ロゴデザイン等制作業務
長年使用されていなかった複数の住宅を改修した複合施設 azumagaoka articulation (東ヶ丘アーティキュレーション)における2回目の展覧会。コロナにより人々の関係が分断される状況があった一方で、人々のなかには、常に途切れることなく、さまざまな思いや感情が常に存在し、それら、ひとりひとりの思いや感情が、その時代や社会を形づくっていくのではないかという点に焦点を当て、「それは、あなたかもしれないし、私かもしれない」という、主観と客観が交わりあうことを念頭に、目に見えない人々の思いや感情に焦点を当てた展覧会。
【展覧会概要】
世界的にまん延したコロナ・ウイルスは、世界中のさまざまな活動を停止させ、人々のコミュニケーションさえ奪ってしまうような出来事でした。一方で、場所や時代に関わらず、人々のなかには、常に、途切れることなく、さまざまな思いや感情が常に存在し、それら、ひとりひとりの思いや感情が、その時代や社会を形づくっていくように思います。
人知れず正しいことをした時、誰かを助けた時、それをできるのは自分しかいないと思った時、誰かを愛した時、嘘をついた時、間違ったことをした時、誰かを傷つけた時、自分が一番だと思っている時、自分が主役だと思っていたのに実は主役ではなかった時、他愛のない小さな出来事に幸せを感じた時、幸せそうに振舞っているけれど幸せではない時、意図せず称賛された時、見えない未来に向かって信念をもって行動している時、誰にも言えない秘密を抱えている時・・・。
「それは、たぶん、わたし。」
本展では「それは、あなたかもしれないし、私かもしれない」という、主観と客観が交わりあうことを念頭に、目に見えない人々の思いや感情に焦点を当てています。背後に人々のストーリーを感じさせてくれる作品や人物をモチーフとした作品など、「人」「思い」「誰かの物語」などをテーマとし、来場者自身が個々の経験や思いを投影できるような作品を通して「わたし」と「あなた」が重なりあい、感じたこと、想ったことを思い思いに話したくなるような、人々の交流を取り戻すことができるような展覧会となることを目指しています。
我々が生きる今は、どのような時代なのでしょうか。人々は何を思い、世界では、今、何が起きているのでしょうか。現在進行形で今を生きる我々には、それを把握することは難しいのかもしれません。しかし、今、我々が経験している出来事は、過去にもあったことなのかもしれないし、未来にも起きることなのかもしれません。明確に語ることはできないけれど、何かを感じ、想像することはできる。我々は、具象と抽象の狭間で生きているのかもしれません。
わたしを、あなたを、出会ったことのない誰かを、そして世界を知るための手掛かりとなるような何かを見つけるための、ささやかで、壮大な試みです。
名称 | 「それは、たぶん、わたし。」展 |
会期 | 2022年10月7日(金)~12月4日(日) 水・木・金・土・日のみ開場(毎週月・火はお休み) |
会場 | azumagaoka |
参加作家 (アルファベット順) |
垣本泰美 / Hiromi Kakimoto(写真) 川口奈々子 / Nanako Kawaguchi(絵画) エルパック / L PACK.(プロジェクト) 松川朋奈 / Tomona Matsukawa(絵画) |
主催 | offsociety inc. (オフソサエティ) |
助成 | ⽂化庁「ARTS for the future!2」 |
協力 | 吉田興産株式会社 |
キュレーション | 長田哲征(offsociety inc. ) |
コーディネーション | 長田哲征・古溝理沙(offsociety inc. ) |
設営・インストール | スタジオステップ 広瀬義巳 |
設営 | 小畑祐也 |
グラフィックデザイン | 岸田紘之(temporary ) |
ウェブサイト | https://azumagaoka.com/tabunwatashi/ |
BEPPU PROJECT が手掛ける国東半島カルチャーツーリズム推進事業の一環として制作設置されたレイチェル・ホワイトリード(イギリス)によるサイトスペシフィック作品の制作協力。レイチェル・ホワイトリードの作品としては、国内初のサイトスペシフィック作品であり、日本初となる施工方法で制作された。
場所 | 大分県国東市(国東半島)鶴川地区 |
完成 | 2022年 |
事業主体 | 国東半島カルチャーツーリズム推進事業 国東市実行委員会(大分県、国東市) |
企画・実施 | BEPPU PROJECT |
制作協力 | オフソサエティ株式会社 |
アーティスト | レイチェル・ホワイトリード(イギリス) |
・コーディネーション業務(作家交信・調整・作品図面作成・制作設置コーディネーション等)
JICA横浜(正式名称:独立行政法人 国際協力機構 横浜センター)の展示および空間のリニューアルに関連し、プロジェクトの参画アーティスト・クリエイターらによるイベントを開催。青年海外協力隊出身の藤浩志によるオンラインミーティングでのアーティストトーク、日系ブラジル人二世としてサンパウロで生まれ育った大岩オスカールによる対談形式のアーティストトークとインタビュー配信、小学校教師の経験があるイラストレーター・イクタケマコトによるワークショップを企画・実施した。アートから国際協力まで、幅広い興味を持つ様々な方が参加した。
藤浩志のトークはZoom meetingを使用して実施。青年海外協力隊としてパプアニューギニアで経験したことや、その後のアーティスト活動への影響を語った。会の最後には質疑応答の時間を設け、参加者との相互的なコミュニケーションが生まれる会となった。大岩オスカールのトークではJICA横浜内にある海外移住資料館の元職員をお迎えし、オフソサエティ代表との三者対談形式で開催し、JICAの公式Youtubeで公開した。国際的に活躍する大岩オスカールのルーツや日系社会に対する考え方、今回リニューアルプロジェクトで新たに設置した作品「トラベリング・アラウンド・ザ・ワールド」の制作秘話など、JICA横浜での開催ならではの話題が展開された。また同作品の制作風景を撮影し、同氏のインタビューと共にJICAの公式Youtubeで公開した。イクタケマコトによるワークショップは、小学生前後の子どもを対象として、日系人文化や国際社会に関連したイラストにぬりえをし、同氏が今回のリニューアルで制作した巨大な壁画作品「日系移民の歩み」に貼り付けることで、国際社会・日系人文化に興味をもってもらうことを意図して企画。当日は多くの親子連れが参加し、親子で訪れる場所としてのJICA横浜のアピールにもつながった。
名称 | 藤浩志 アーティストトーク |
日時 | 2021年10月30日(土)17:00~18:00 |
会場 | オンライン(Zoom meeting) |
動画URL | https://youtu.be/Whk0qdaCudY |
名称 | 大岩オスカール アーティストトーク |
公開日 | 2021年11月15日(月) |
会場 | JICA横浜にて撮影、Youtubeにて公開 |
対談動画URL | https://youtu.be/xn59UdQvE2I |
インタビューURL | https://youtu.be/Kta0f1HQyQ0 |
名称 | イクタケマコト ワークショップ |
日時 | 2021年11月27日(土)11:00~12:00 |
会場 | JICA横浜2階 「日系移民の歩み」前休憩スペース |
・企画、実施、コーディネーション、広報などイベントにかかわる全て
横浜中心部、京急日ノ出町駅から徒歩1分の立地でありながら、20年以上使用されていなかった複数の住宅を改修し、展示スペース・オフィス・コワーキングスペース(シェアオフィス)・バーラウンジなどから構成される複合施設を開設。「働く、作る、見せる、会話する」をテーマとし、現代美術・現代アートを中心とした展覧会の開催、作品展示、コワーキングスペースやバーラウンジなどの運営を予定しています。2021年10月には同施設初めての展覧会として現代美術展「崖と階段」を開催しました。
場所 | 横浜市 |
完成 | 2021年 |
全体監修 | 長田哲征 |
敷地面積 | 307㎡ |
展示面積合計 | 204㎡ |
主な機能 | ギャラリー、イベントスペース、コワーキングスペース、レンタルスペース、バーラウンジ |
ウェブサイト | https://azumagaoka.com/ |
・調査
・コンセプトメーキング
・事業計画案の検討および策定
・作家、作品選定業務
・展覧会の実施
・広報計画および広報業務
長年使用されていなかった複数の住宅を改修した複合施設 azumagaoka articulation (東ヶ丘アーティキュレーション)における初めての展覧会。横浜中心部はもともと湾であり、江戸時代、その湾を埋立てることにより大地へと変え、今の横浜は誕生しました。当時、本展の会場である東ヶ丘周辺の山を削り、埋立のための土砂として使用されており、周辺には埋立時の歴史を語る遺構が複数残っています。周囲に多くの崖と階段が存在する東ヶ丘は、我々が今、立っている横浜の大地を作るために生まれた場所でもあります。本展覧会「崖と階段」は、この展覧会場が物語る横浜の歴史に焦点を当てると同時に、この地が有する地理的特性である崖・階段と、アーティストや人々の人生、生き方を重ね、人生とは何か、生きるとは何かを提示することを意図し開催したものです。
【展覧会概要】
~古文より~
我々の人生は崖のようなもの
崖から転げ落ちることもあれば、
階段を上り、崖の上から素晴らしい景色を見られることもある
横浜中心部はもともと湾であり、江戸時代、その湾を埋立てることにより大地へと変え、今の横浜は誕生しました。江戸末期、本展会場の周辺の山や丘を削り、埋立のための土砂として使用されており、周辺には当時の歴史を物語る遺構が複数残っています。多くの崖と階段に囲まれた本展会場は、我々が今、立っている横浜の大地を作るために生まれた場所でもあります。本展覧会「崖と階段」は、この展覧会場が物語る横浜誕生の歴史に焦点を当てると同時に、この地が有する地理的特性である崖・階段と、アーティストや人々の人生、生き方を重ね、人生とは何か、生きるとは何かを模索することを意図しています。
本展では、国内外で優れた美術作品を継続的に制作・発表していると同時に、たぐい稀な表現手法、不可解さ・魅力の両方を有しているなど、希少かつ特異な表現で作品を制作し続けているアーティストに焦点を当てています。アクリル積層で作られる彫刻、シルクスクリーンかのように描かれる色鮮やかで精緻な絵画、美しく怪しいインスタレーション、美しさと毒に溢れる陶芸作品、布と糸で描かれる平面作品、手掘りのゴム判で生み出される魂の作品、静謐で激しい写真作品、社会や人間の本質をえぐるパフォーマンス、横浜で撮影された歴史的写真など。年齢も、表現手法も、全く異なるアーティストたちが参加しています。
生きるとは、何なのでしょうか?過去と現在、真実と嘘、見えるものと見えないもの。二項対立で語れば、色々あるのかもしれません。「崖と階段」に囲まれたこの地で、二項対立だけでは見ることのできない、大切な何かを見つめることを試みます。
名称 | Contemporary Art Exhibition「崖と階段」 |
会期 | 2021年10月22日(金)~12月5日(日) 水・木・金・土・日のみ開場 / 毎週月・火はお休み |
会場 | azumagaoka articulation |
参加作家(五十音順) | 石倉潤 / Jun Ishikura(写真) 今井俊介 / Shunsuke Imai(絵画・インスタレーション) 大巻伸嗣 / Shinji Ohmaki(インスタレーション・映像) 葛西絵里香 / Erika Kasai(ゴム判作品・インスタレーション) 古賀崇洋 / Takahiro Koga(陶芸) 関川航平 / Kohei Sekigawa(インスタレーション) 中﨑透 / Tohru Nakazaki(インスタレーション) 袴田京太朗 / Kyotaro Hakamata(彫刻・インスタレーション) フェリーチェ・ベアト / Felice Beato(写真) ユ・ソラ / Sora Yu(布と糸・平面) |
主催 | offsociety inc. (オフソサエティ) |
助成 | ⽂化庁「ARTS for the future!」 |
協力 | 吉田興産株式会社 |
キュレーション | 長田哲征(offsociety inc. ) |
コーディネーション | 長田哲征・古溝理沙(offsociety inc. ) |
設営・インストール | スタジオステップ 広瀬義巳 |
設営 | 山田裕介(黄金町BASE) |
謝辞 | 下司悠太 |
ウェブサイト | https://azumagaoka.com/gaketokaidan/ |
横浜・みなとみらいに位置するJICA横浜(正式名称:独立行政法人 国際協力機構 横浜センター)の展示および空間のリニューアル。JICA横浜は、日本人の海外移住の歴史および移住者と日系人の現在を伝える海外移住資料館を擁し、国際協力事業や地域連携事業、移住者・日系人支援事業、SDGsへの取り組みなど、さまざまな事業を手掛けている。このリニューアルは、日系ブラジル人の現代美術アーティスト、青年海外協力隊出身のアーティストなど、JICAの事業とかかわりの深いアーティストの参画や、JICAの事業や歴史などをテーマにイラストレーターや建築家などが展示や作品を制作し、実現。海外移住の歴史をテーマとしたアート作品、国際協力について楽しみながら学ぶことのできる展示、参加型の作品などが展示され、国際協力や日系社会について、楽しみながら知る、寛ぎながら見る、をテーマとしたユニークな展示となっている。このリニューアルによって展示されたアート作品や展示は、JICA横浜のために新たにつくられたものであり、JICA横浜でしか見ることのできないものとなっている。
場所 | 神奈川県横浜市 |
完成 | 2021年 |
事業主体 | JICA横浜(独立行政法人国際協力機構 横浜センター) |
ディレクション | 長田哲征 offsociety inc. |
ウェブサイト | JICA横浜(独立行政法人国際協力機構 横浜センター) |
プレスリリース | |
Google Art & Culture "JICA横浜” | |
Google Street View |
・大岩オスカール(アーティスト・ブラジル・日系ブラジル二世)
・ジェームズ・クドウ(アーティスト・ブラジル・日系ブラジル三世)
・藤浩志(アーティスト・日本・青年海外協力隊出身)
・イクタケマコト(イラストレーター・日本)
・ドットアーキテクツ(建築家・日本)
・調査(調査、ヒアリング)
・ディレクション(計画監修)、計画策定(コンセプトの策定、リニューアル計画策定等)
・プロジェクトマネジメント、コーディネーション
・作家、作品選定
・広報計画策定・広報業務
YCC ヨコハマ創造都市センターにおけるアートプログラム「YCC Temporary」の第七弾として、美術家 髙橋匡太による展覧会「YCC Temporary 髙橋匡太」を開催。髙橋匡太は、光や映像を用いたインスタレーション、プロジェクション、パフォーマンス、ワークショップなど幅広い活動を行っており、日本において光をテーマに作品を制作している代表的なアーティストのひとりです。本展では、横浜在住・横浜出身など横浜にゆかりのある約300名の方から収集した子供の0歳の写真や誕生日の映像を作品の構成要素として使用し、光や音などを用いた新たなインスタレーション作品を展示しました。
名称 | YCC Temporary KYOTA TAKAHASHI YCC Temporary 高橋匡太 |
会期 | 2019年11月22日(金)〜2020年1月12日(日) |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター 3階ほか |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター (特定非営利活動法人 YCC) オフソサエティ株式会社 |
ウェブサイト | https://offsociety.com/ycctemporary/kyotatakahashi/ |
「RED ROOM」は、二ヶ月に一度、二日間限定で、1929年建造のYCCヨコハマ創造都市センターの石造エントランス部分に「赤い部屋」が現れ、開催されるアート・ラウンジ。「RED ROOM」という名前が表すように、照明やインテリアなどのすべてが「レッド」をテーマに構成され、バーカウンターからは酒類を含むドリンクも提供。「RED ROOM」を形作る照明や赤い部屋そのものは、毎年横浜で開催されているスマートイルミネーションにおける光の作品で知られるアーティスト高橋匡太・川口怜子が制作したアート作品であり、歴史的建築、アート、音楽、パフォーマンスなどが融合したラウンジ・イベントとして実施しています。
最終回となる 「RED ROOM “Bon Voyage!”」では 1929年建造の石造エントランスに加え、1階ホール全域を使用し、開催時間全体を通して、空間・パフォーマンス・音楽が融合した「ひとつの作品」として展開された。髙橋匡太・川口怜子による光と空間、フランソワ・アルデンテ(前田英一)、チャンジャ・セモリナ、コニョスナッチ・ズボビンスカヤ (砂山典子)、辻本佳、合田有紀等5名のパフォーマーによるパフォーマンス、LaLa(山中透)による音楽、出口雨(松尾恵)によるスクリプトなど、過去最大規模の内容となった。
名称 | RED ROOM “Bon Voyage!” |
日時 | RED ROOM “Bon Voyage!” 2019年6月28日(金)・29日(土) 19:00~23:00 |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター 1階 |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター (特定非営利活動法人 YCC) |
参加アーティスト | アートワーク :高橋 匡太・川口 怜子 マダム・レッド:フランソワ・アルデンテ(前田英一) レッド・ガール:チャンジャ・セモリナ パフォーマンス:辻本 佳 パフォーマンス:コニョスナッチ・ズボビンスカヤ(C.Snatch Z. = 砂山典子) パフォーマンス:合田有紀 音楽・DJ : LaLa(山中透) スクリプト :出口 雨(Ame Deguchi = 松尾恵) コスチューム :南野 詩恵(Shie Minamino) 舞台監督 :山本アキヒサ オペレーション:村上美都 貝制作 :水嶋 裕一(studio dog tart) |
ウェブサイト | https://offsociety.com/yccredroom/ |
八戸市新美術館のシンボルマーク・ロゴデザインのデザインを手掛けることとなったグラフィックデザイナー・アートディレクター 加藤賢策氏(以下、加藤氏)を迎え、シンボルマークがプリントされたTシャツに各自が考える「八戸の未来」をテーマに自由に絵や文字を描き加え、オリジナルTシャツを作成する市民向けのワークショップを実施した。当日は小学生から大人まで幅広い年齢層の方々が参加した。
学芸員の方からの美術館コンセプトの説明、加藤氏による過去作品の紹介、「八戸の未来」の捉え方などワークショップについての説明などを行い、作成中に加藤氏が各参加者と話しながら、各自自由にオリジナルTシャツを作成した。デザインに興味を持つ方たちの参加が多く、絵のレベルの高さや、オリジナリティ溢れるものなど、加藤氏が驚くような発想のTシャツ作品が多数つくられた。Tシャツ完成後に一人一人が自分の作ったTシャツについて発表し、最後にはTシャツを着て全員で集合写真を撮影、シンボルマークを通して、参加者とのコミュニケーションが生まれる場となった。
名称 | 八戸市新美術館 シンボルマーク・ワークショップ |
日時 | 2019年3月23日(土)13:30~15:30 |
会場 | はちのへ まちなかアートラボCo部屋 |
主催 | 八戸市 |
参加アーティスト | 加藤賢策 |
・企画、実施、コーディネーション、広報などワークショップにかかわる全て
馬の産地で有名な青森県十和田市で誕生した「ウマジン」を、歴史ある「横浜馬車道」に繋げたコラボレーション企画。第1部では子どもたちとオリジナルウマジンを制作し、第2部でダンサーとパフォーマンス練習をして、最後にウマジンを被って練習したパフォーマンスをしながら街に繰り出していった。ワークショップを終えた参加者には制作したウマジンをお持ち帰りいただいた。
「RED ROOM」は、二ヶ月に一度、二日間限定で、1929年建造のYCCヨコハマ創造都市センターの石造エントランス部分に「赤い部屋」が現れ、開催されるアート・ラウンジ。「RED ROOM」という名前が表すように、照明やインテリアなどのすべてが「レッド」をテーマに構成され、バーカウンターからは酒類を含むドリンクも提供。「RED ROOM」を形作る照明や赤い部屋そのものは、毎年横浜で開催されているスマートイルミネーションにおける光の作品で知られるアーティスト高橋匡太・川口怜子が制作したアート作品であり、歴史的建築、アート、音楽、パフォーマンスなどが融合したラウンジ・イベントとして実施しています。
第四回目となる 「RED ROOM #4」では 高橋匡太と川口怜子が手掛ける「RED ROOM」の空間、時空を旅する音楽家:LaLa(山中透)による音楽・DJプレイ、出口雨によるスクリプト・物語、フランソワ・アルデンテ(前田英一)とチャンジャ・セモリナのふたりのドラァグ・クイーン、振付家・ダンサー:辻本佳、そして、スペシャルゲストにコニョスナッチ・ズボビンスカヤ(愛称:スナッチ = 砂山典子)を迎え、1日3回のパフォーマンス・ショウタイムと、RED ROOM内でのサプライズ・パフォーマンスを実施した。
名称 | Art Lounge RED ROOM #4 アートラウンジ RED ROOM #4 |
日時 | RED ROOM #4 2018年9月21日(金)・22日(土) 19:00~23:00 |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター 1929年石造エントランス(1階) |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター (特定非営利活動法人 YCC) |
参加アーティスト | アートワーク :高橋 匡太・川口 怜子 マダム・レッド:フランソワ・アルデンテ(前田英一) レッド・ガール:チャンジャ・セモリナ パフォーマンス:辻本 佳 パフォーマンス:コニョスナッチ・ズボビンスカヤ(C.Snatch Z. = 砂山典子) 音楽・DJ : LaLa(山中透) スクリプト :出口 雨(Ame Deguchi = 松尾恵) コスチューム :南野 詩恵(Shie Minamino) 貝制作 :水嶋 裕一(studio dog tart) |
ウェブサイト | https://offsociety.com/yccredroom/20180921-22/ |
「RED ROOM」は、二ヶ月に一度、二日間限定で、1929年建造のYCCヨコハマ創造都市センターの石造エントランス部分に「赤い部屋」が現れ、開催されるアート・ラウンジ。「RED ROOM」という名前が表すように、照明やインテリアなどのすべてが「レッド」をテーマに構成され、バーカウンターからは酒類を含むドリンクも提供。「RED ROOM」を形作る照明や赤い部屋そのものは、毎年横浜で開催されているスマートイルミネーションにおける光の作品で知られるアーティスト高橋匡太・川口怜子が制作したアート作品であり、歴史的建築、アート、音楽、パフォーマンスなどが融合したラウンジ・イベントとして実施しています。
第三回目となる 「RED ROOM #3」では高橋匡太+川口怜子による建物ライトアップ・「赤い部屋」のアートワーク、「マダム・レッド」と「レッド・ガール」の2名のドラァグ・クイーンによるパフォーマンス、時空を旅する音楽家:LaLa(山中透)によるDJプレイ、エッセイスト:出口雨によるスクリプトなどに加え、【貝】と辻本佳による【ポセイドン】が新たに加わり、【Poseidonと海の不思議】の物語をテーマとしたパフォーマンスを実施した。
名称 | Art Lounge RED ROOM #3 アートラウンジ RED ROOM #3 |
日時 | RED ROOM #3 2018年5月11日(金)・12日(土) 19:00~23:00 |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター 1929年石造エントランス(1階) |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター (特定非営利活動法人 YCC) |
参加アーティスト | アートワーク :高橋 匡太+川口 怜子 マダム・レッド:フランソワ・アルデンテ レッド・ガール:チャンジャ・セモリナ ポセイドン:辻本佳 時空を旅する音楽家: LaLa - 山中透 ドラマトゥルグ:出口 雨(デグチアメ) コスチューム:南野 詩恵(Shie Minamino) 貝制作:水嶋裕一(studio dog tart) |
ウェブサイト | https://offsociety.com/yccredroom/20180511-12/ |
YCC ヨコハマ創造都市センターにおけるアートプログラム「YCC Temporary」の第六弾として、国際的に評価の高いアーティストグループ「ダムタイプ」による、過去パフォーマンス作品の記録映像スクリーニングを開催。ダムタイプのパフォーマンス作品の中から、1990年に初演され、ダムタイプが世界に広く知られるきっかけとなった、消費社会をテーマとした「pH」(1990-95年)と、人種・国籍・性など、社会が直面している問題をテーマにした「S/N」(1994-96年)の記録映像を、1階ギャラリーにて上映した。また、公演当時両作品の音楽を担当した山中透によるライブサウンド・オペレーション(記録映像とライブ音源を同調させ上映)にて実施。
名称 | YCC Temporary Dump Type YCC Temporary ダムタイプ |
会期 | 2018年9月7日(金)〜9日(日) |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター 1階ギャラリー |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター (特定非営利活動法人 YCC) オフソサエティ株式会社 |
ウェブサイト | https://offsociety.com/ycctemporary/dumbtype/ |
YCC ヨコハマ創造都市センターにおけるアートプログラム「YCC Temporary」の第五弾として、若手美術家 北澤潤による展覧会「YCC Temporary 北澤潤 “ネイバーズ・ランド”」を開催。北澤潤は「コミュニティ・スペシフィック」をテーマに国内外で活動しているアーティストです。横浜在住の外国人の方々からプロジェクトメンバー「ネイバーズ」を募り、それぞれがつながる外国の生活風景や日常の営みを形にしていくとともに、すでにこの街に存在している外国の文化を収集することで、YCCの内部空間を"NEIGHBOR'S LAND”へと変貌させていくプロジェクト型の展覧会として開催。このプロジェクトには、10ヵ国を超える横浜在住の外国の方々が「ネイバーズ」として参加され、アーティストである北澤潤と「ネイバーズ」が、複数回にわたるミーティングやディスカッションを重ね、実現されました。会場づくりだけでなく、会期中の運営やイベント実施にも、「ネイバーズ」が参画しています。"NEIGHBOR‘S LAND”は、外国人の方々の出身国の文化、生活、慣習などを知り、体験し、人々が出会うことのできる、多様な人々やモノ、イベントが集まった街のような構成であり、各参加者の出身国での生活・記憶をもとに作られるブースに加え、モノづくり講座、語学講座、料理教室、各国の飲料・料理販売、物品販売など、さまざまなイベントを実施。出身国や国籍に関わらず、同じ横浜に住む「隣人」として、人々の間でさまざまな交流が生まれることを目指し、開催されたものです。世界のどこにも存在しない"NEIGHBOR'S LAND”がYCCの展示空間に出現し、多様な国の人々や文化に出会い、体験できる機会となった展覧会です。
名称 | YCC Temporary 北澤潤 “ネイバーズ・ランド” YCC Temporary JUN KITAZAWA “NEIGHBOR'S LAND” |
会期 | 2018/4/27(金)〜6/10(日)の木・金・土・日曜・祝日 |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター 3階ほか |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター (特定非営利活動法人 YCC) オフソサエティ株式会社 |
ウェブサイト | https://offsociety.com/ycctemporary/junkitazawa/ |
2021年11月に開館した八戸市美術館のための管理運営基本計画の策定支援、開館支援業務、美術館ロゴマークのデザイン業務など2017年からの一連の業務。人を育む、市民とともにつくるという方針のもと、「アートを通した学び」を地域に提供していくことをテーマとした新しいタイプの美術館。展覧会やワークショップ、コレクション作品の展示、企画のためのリサーチなどが独立したプログラムとして実施されるのではなく、これらが互いに影響しあい、連携しながらひとつのプロジェクトとして実施されることが特徴の美術館です。管理運営基本計画の策定では、クライアントと協議しながら、新たな美術館の事業のあり方をどのように実現するかを模索・検討し、作成しています。開館時支援業務、美術館シンボルマーク・ロゴデザイン等制作業務(デザイン:ラボラトリーズ・加藤賢策)なども実施しています。
場所 | 青森県八戸市 |
期間 | 2017年-2022年 |
クライアント | 八戸市美術館・八戸市 新美術館準備室 |
八戸市美術館ウェブ | https://hachinohe-art-museum.jp/ |
ロゴデザイン | LABORATORIES(加藤賢策) |
・調査業務
・管理運営基本計画の策定
・運営モデル・運営収支等の検討
・委員会等の運営支援
・計画書・資料等の作成
・開館準備・運営等支援業務
・美術館シンボルマーク・ロゴデザイン等制作業務
YCC ヨコハマ創造都市センターの小規模美術展覧会シリーズ「YCC Gallery」の第三弾として、韓国の若手女性作家 ユ・ソラによる展覧会を開催。韓国・ソウルを拠点に活動するユ・ソラは、紙と鉛筆ではなく、白い布に糸、そして、ミシンを用いてドローイングを描く作品を制作している作家です。バッグ、ハイヒール、鍵、食器、部屋の風景、ドライヤーなどなど、身の回りにあるさまざまなものを、布と糸で描く彼女の作品は、独特の優しさ・温かみを感じさせると同時に、物や風景に込められた思いや時間、記憶などを想起させてくれます。住居やスタジオの幾度もの移動の経験から、本展では「引越し」をテーマに新作を含む平面、立体作品を合わせ展示。
名称 | YCC Gallery SORA YU YCC Gallery ユ・ソラ 「引越し」 |
会期 | 2017年11月10日(金)〜12月26日(火) |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター 1階ギャラリー |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター (特定非営利活動法人 YCC) オフソサエティ株式会社 |
ウェブサイト | https://offsociety.com/yccgallery/sorayu/ |
大阪の都市の魅力を向上させ、観光集客につながるような新たなアートスポット(名所)の創出を目的とした大阪府によるプロジェクト。公共空間や施設内のアート作品の設置や運営管理の方法に関する調査検討や大阪府内のパブリックアート等の公共空間における美術作品の設置状況の調査、国内外のパブリックアートの事例調査、作品設置場所の調査検討、計画案作成、事業費等の検討などを業務として行いました。
場所 | 大阪府 |
期間 | 2017年 |
クライアント | 大阪府 |
・調査業務
・計画策定支援
・事業費などの検討
YCC ヨコハマ創造都市センターにおけるアートプログラム「YCC Temporary」の第4弾は、韓国を代表する現代アーティストであり、国際的に活躍しているチェ・ジョンファ(韓国)の作品「ブレシング・フラワー」をYCC ヨコハマ創造都市センターにて展示。同時期には、横浜市が実施する屋外展示型のアートプログラム「Creative Waterway -川と海でつなぐ創造の拠点」も開催され、大型の「ブレシング・フラワー」を日本丸メモリアルパーク 芝生広場に展示しました。
名称 | YCC Temporary CHOI JEONGHWA YCC Temporary チェ・ジョンファ"Blessing Flower" |
会期 | 2017年10月15日(日)〜11月5日(日) |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター 1階ギャラリー・YCC周囲 ※「Creative Waterway - 川と海でつなぐ創造の拠点」の展示は日本丸メモリアルパークにて実施 |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター (特定非営利活動法人 YCC) オフソサエティ株式会社 ※「Creative Waterway - 川と海でつなぐ創造の拠点」は横浜市による事業 |
ウェブサイト | https://offsociety.com/ycctemporary/choijeonghwa/ |
YCC ヨコハマ創造都市センターにおけるアートプログラム「YCC Temporary」の第三弾として、美術家 鬼頭健吾による展覧会「YCC Temporary鬼頭健吾」を開催。鬼頭健吾は、フラフープ、糸、布、鏡など、私たちの身近にある既製品を用いて、動き、反復、複雑さなどを取り入れながら美術作品を制作する作家として知られています。本展では、フラフープと布を使った新作大型インスタレーションをYCCの3階空間に展示しました。
名称 | YCC Temporary KENGO KITO YCC Temporary 鬼頭健吾 |
会期 | 2017年8月4日(金)〜9月17日(日) |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター 3階ほか |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター(特定非営利活動法人 YCC) オフソサエティ株式会社 |
ウェブサイト | https://offsociety.com/ycctemporary/kengokito/ |
「RED ROOM」は、二ヶ月に一度、二日間限定で、1929年建造のYCCヨコハマ創造都市センターの石造エントランス部分に「赤い部屋」が現れ、開催されるアート・ラウンジ。「RED ROOM」という名前が表すように、照明やインテリアなどのすべてが「レッド」をテーマに構成され、バーカウンターからは酒類を含むドリンクも提供。「RED ROOM」を形作る照明や赤い部屋そのものは、毎年横浜で開催されているスマートイルミネーションにおける光の作品で知られるアーティスト高橋匡太・川口怜子が制作したアート作品であり、歴史的建築、アート、音楽、パフォーマンスなどが融合したラウンジ・イベントとして実施しています。
第1回(7月)および第2回(10月)のRED ROOMでは、高橋匡太+川口怜子による建物ライトアップ・「赤い部屋」のアートワーク、「マダム・レッド」と「レッド・ガール」の2名のドラァグ・クイーンによるパフォーマンス、時空を旅する音楽家:LaLa(山中透)による「RED ROOM」のために作曲された新曲およびDJプレイ、エッセイスト:出口雨によるドラマトゥルグなどを実施しました。
名称 | Art Lounge ”RED ROOM" アートラウンジ RED ROOM |
日時 | RED ROOM #1 2017年7月28日(金)・29日(土) 17:00~24:00 ※以降、2ヵ月ごとに開催 |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター 1929年石造エントランス(1階) |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター (特定非営利活動法人 YCC) |
参加アーティスト | アートワーク :高橋 匡太+川口 怜子 マダム・レッド:フランソワ・アルデンテ レッド・ガール:チャンジャ・セモリナ 時空を旅する音楽家: LaLa - 山中透 ドラマトゥルグ:出口 雨(デグチアメ) コスチューム:南野 詩恵(Shie Minamino) |
ウェブサイト | https:/offsociety.com/yccredroom/20170728-29/ |
YCC ヨコハマ創造都市センターが実施するアートプログラム「YCC Temporary」の第二弾として、現代美術家の山川冬樹による『LIVE(生きる/ライヴ)』をテーマとした、70時間連続ライヴ「YCC Temporary 山川冬樹:LIVE FOR 70 HOURS」を開催。音楽、美術、舞台芸術など境界を超えて国際的に活躍する横浜在住の芸術家であり、ホーメイ歌手としても知られた山川冬樹が、YCCの 1階の空間に対峙。「ライヴ」という音楽の上演形態を借りて時間の尺度を問い直し、身体、音響、光、映像などさまざまな要素を動員しながら、『LIVE』=『生』そのものをインスタレーションとして70時間にわたり展覧。本プログラムでは、YCC ヨコハマ創造都市センターの1階ギャラリー全域を使い、昼夜問わず70時間連続で公演されました。
名称 | YCC Temporary FUYUKI YAMAKAWA YCC Temporary 山川冬樹 "LIVE FOR 70 HOURS" |
日時 | 《70時間連続ライヴ》 開演 2017年7月7日(金)午前0時 終演 2017年7月9日(日)午後10時 |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター 1階ギャラリー |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター (特定非営利活動法人 YCC) オフソサエティ株式会社 |
ウェブサイト | https://offsociety.com/ycctemporary/fuyukiyamakawa/ |
YCCにおける新たなアートプログラム「YCC Temporary」の第一弾として、日本国内だけでなく、海外でも活躍する美術家 大巻伸嗣による展覧会「YCC Temporary 大巻伸嗣」を開催。本展では、人間の知覚に訴えかけるダイナミックなインスタレーションなどで広く知られる作家が横浜の歴史を織り込みながら、本展のために新たに構想・制作した大型のインスタレーション作品を展示。
名称 | YCC Temporary SHINJI OHMAKI YCC Temporary 大巻伸嗣 |
会期 | 2017年4月14日(金)〜6月4日(日) |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター 3階ほか |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター (特定非営利活動法人 YCC) オフソサエティ株式会社 |
ウェブサイト | https://offsociety.com/ycctemporary/shinjiohmaki/ |
ヨコハマトリエンナーレ2017を大勢の方に知ってもらうための横浜市によるプロモーション事業。横浜在住のイラストレータ、イクタケマコトによる巨大な塗り絵イベントを実施することで、ヨコハマトリエンナーレ2017の周知と気運醸成を図りました。約1000名もの多くの方が来場し「塗り絵」「お絵描き」に参加。殆ど途切れることなく、人が来場し、大好評となったPRイベント。
浜松駅周辺地域の賑わい創出を目的としたアートプロジェクト。中崎透、山城大督、野田智子の3名で構成される本末転倒型オフビートユニット、ナデガタ・インスタントパーティによるトーク・ケータリング等から構成される丸一日ぶっ続けの作品としてのイベント「Hamamatsu Third Party」を実施。浜松を拠点に活動されている方々をお招きし『Nadegata Instant Party』と、人口知能ロボ『第三者くん』に、この街について語っていただくというユニークなプログラム。浜松を全く知らないという設定の『第三者くん』に語ってもらうことで、地元の方でも知らなかった新たなこと、面白いことを見出すことがコンセプト。トークだけでなく、街なかを巡るツアーなどもあり、会場ではドリンク・フードブースも出店した。
場所 | 浜松市 |
実施 | 2017年3月25日(土) |
事業主体 | 浜松市 |
参加アーティスト | ナデガタ・インスタントパーティ(中崎透、山城大督、野田智子) |
・キュレーション業務(作家・作品・設置場所の提案・協議・決定)
・協議・調整業務(事業主体・作家・関係者との調整)
・コスト管理(作品制作設置コスト等)
・スケジュール管理(制作・設置を含む全行程の管理・調整)
YCCの新たな小規模な美術展覧会シリーズ「YCC Gallery」の第一弾として、若手画家として注目を浴びている内海聖史による展覧会「YCC Gallery 内海聖史 『遠くの絵画』」を開催。筆や綿棒を用いて点描のように精緻に描かれる内海の絵画作品は、その色彩の美しさ、平面作品の枠組みを超えた深さと広がりに特徴がある作品。虎ノ門ヒルズやパレスホテル東京など多くの公共空間にも展示されている正統派の絵画を制作していると同時に、展覧会では空間や場の背景、仕組みなどと呼応する、絵画の枠組みにとらわれない実験的でユニークな作品を発表。今回、作家がYCC特有の展示空間と展示環境に合わせ、星型の変形キャンバスを用いて描かれた複数の油彩画から構成される新たに制作したユニークな絵画作品を展示。
名称 | YCC Gallery SATOSHI UCHIUMI YCC Gallery 内海聖史 「遠くの絵画」 |
会期 | 2017年2月20日(月)〜4月2日(日) |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター 1階ギャラリー |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター (特定非営利活動法人 YCC) オフソサエティ株式会社 |
ウェブサイト | https://offsociety.com/yccgallery/satoshiuchiumi/ |
ロンドンを拠点に国際的に活躍するサウンド・アーティスト、スズキユウリによる展覧会。スズキユウリは、音楽とテクノロジーをテーマとし、インタラクティブ性や場所性を取り入れたユニークな作品を国内外で発表し続けており、本展では、自分の声を元にユニークな音を生み出す「ガーデン・オブ・ルッソロ」のほか、スマホを用いたAR技術により、自身でメロディーを奏でられる新作などを展示。聴くだけではなく、自分で体験することのできる魅力ある音の世界を体験してもらうことを目的に実施。
名称 | YCC EXHIBITION PROGRAM SOUND ARTIST “YURI SUZUKI” YCC展示プログラム サウンド・アーティスト “スズキユウリ” |
会期 | 2016年11月21日(月)〜11月27日(日) |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター 1階ギャラリー |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター (特定非営利活動法人 YCC) オフソサエティ株式会社 |
共催 | 横浜アーツフェスティバル実行委員会 (横浜音祭り2016) |
協力 | 特定非営利活動法人 ヘキサプロジェクト |
ウェブサイト | https://offsociety.com/yccexhibition/ |
YCC ヨコハマ創造都市センターのリニューアルオープンに合わせ、フラッグをモチーフとした作品で知られる現代美術家 今井俊介の作品を展示。1階ギャラリーには大型の絵画作品を、エントランスには幅8m×高さ6.5mの巨大な壁画作品をコミッション制作し、展示。エントランスの壁画作品は2015年7月から2017年3月までの間、展示しました。
名称 | YCC Exhibition Program - SHUNSUKE IMAI YCC 展示プログラム 今井俊介 |
期間 | 2015年7月~ |
会場 | YCC ヨコハマ創造都市センター エントランス・1階ギャラリー |
企画 | 長田哲征(オフソサエティ・YCC) |
主催 | YCC ヨコハマ創造都市センター (特定非営利活動法人 YCC) オフソサエティ株式会社 |
協力 | HAGIWARA PROJECTS |
浜松駅周辺地域の賑わい創出を目的としたアートプロジェクト。LED照明を用いた高橋匡太による参加型作品「Meeting Shadow Play」を展示。多くの地元学生等が参加したワークショップも実施しました。
場所 | JR 浜松駅前 |
完成 | 2016年 |
事業主体 | 浜松市 |
参加アーティスト | 高橋匡太 |
・キュレーション業務(作家・作品・設置場所の提案・協議・決定)
・協議・調整業務(事業主体・作家・設計者等との調整)
・コスト管理(作品制作設置コスト等)
・スケジュール管理(制作・設置を含む全行程の管理・調整)
浜松駅周辺地域の賑わい創出を目的としたアートプロジェクト。プロジェクターを用いた志村信裕による映像インスタレーション「赤い靴」と地元浜松の染色家 山内武志氏とのコラボレーションによる「Red Carpet – Hamamatsu Version -」を展示。アーティストトークも実施しました。
場所 | JR 浜松駅前 |
完成 | 2015年 |
事業主体 | 浜松市 |
参加アーティスト | 志村信裕 |
・キュレーション業務(作家・作品・設置場所の提案・協議・決定)
・協議・調整業務(事業主体・作家・設計者等との調整)
・コスト管理(作品制作設置コスト等)
・スケジュール管理(制作・設置を含む全行程の管理・調整)
創造都市施策を推進する横浜市による事業であり、1929年建造の銀行建築を用いたクリエイティブセンターの施設・運営計画および運営。アート、デザイン、地域、産業をテーマとし、展覧会やワークショップ、トークなどさまざまなプログラムを実施しています。施設内には、カフェ、コワーキングスペース、デジタルファブリケーション工房などを備え、人々が新しいものや出来事に出会える場所となることを目指しています。横浜市の創造都市施策の中心施設であり、2015年よりオフソサエティ代表である長田が館長に就任し、運営も行っています。
場所 | 横浜市 |
完成 | 2015年 |
事業主体 | 横浜市 |
運営主体 | 特定非営利活動法人 YCC (代表理事 長田哲征) |
株式会社トーンアンドマター、デザイニト株式会社、オフソサエティ株式会社の協働 | |
主な機能 | ギャラリー、イベントスペース、カフェ、コワーキングスペース、レンタルスペース、ファブラボ |
ウェブサイト | YCC ヨコハマ創造都市センター |
・調査・コンセプトの策定
・計画策定(全体計画案の策定)
・運営計画策定(運営方法の検討、策定)
・収支計画検討、策定(計画全体の収支モデルの検討、策定)
・プロジェクト実施体制の検討、策定
・広報計画および広報業務
・施設運営組織設立・施設運営
創造都市施策を推進する横浜市による事業であり、1929年建造の銀行建築を用いたクリエイティブセンターの施設・運営計画および運営。アート、デザイン、地域、産業をテーマとし、展覧会やワークショップ、トークなどさまざまなプログラムを実施しています。施設内には、カフェ、コワーキングスペース、デジタルファブリケーション工房などを備え、人々が新しいものや出来事に出会える場所となることを目指しています。横浜市の創造都市施策の中心施設であり、2015年よりオフソサエティ代表である長田が館長に就任し、運営も行っています。
場所 | 横浜市 |
計画策定 | 2015年 |
施設運営 | 2015-2020年 |
運営主体 | 特定非営利活動法人 YCC (代表理事 長田哲征) |
株式会社トーンアンドマター、デザイニト株式会社、オフソサエティ株式会社の協働 | |
主な機能 | ギャラリー、イベントスペース、カフェ、コワーキングスペース、レンタルスペース、ファブラボ |
ウェブサイト | YCC ヨコハマ創造都市センター |
・調査・コンセプトの策定
・計画策定(全体計画案の策定)
・運営計画策定(運営方法の検討、策定)
・収支計画検討、策定(計画全体の収支モデルの検討、策定)
・プロジェクト実施体制の検討、策定
・広報計画および広報業務
・施設運営組織設立・施設運営
国東半島芸術祭のプロジェクトとして実施されたサイトスペシフィック作品群のコーディネーション。アントニー・ゴームリー(イギリス)、川俣正(日本)、宮島達男(日本)の3作品の企画調整、制作設置手配等を行っています。
場所 | 大分県国東市(国東半島)千燈地区、岐部地区、成仏地区 |
完成 | 2013-2014年 |
事業主体 | 国東半島芸術祭実行委員会(大分県、国東市、豊後高田市) |
企画・実施 | BEPPU PROJECT |
制作協力 | オフソサエティ株式会社 |
アーティスト | アントニー・ゴームリー(イギリス) 川俣正(日本) 宮島達男(日本) |
・コーディネーション業務(作家交信・契約関連・図面作成・作品制作・輸送・設置等一式)
全国からアーツトワダ・十和田市現代美術館へと訪れる人々に向け、十和田市内の面白い「場所」、「こと」、「もの」を紹介・案内するためのウェブサイトの企画および構築。スマホ等にも対応したウェブサイトを構築することで情報を一元化し、アート情報に加え、イベント、観光スポット、飲食店、宿泊施設、地域産品、伝統工芸など、さまざまな紹介記事を交えながら、観光客に積極的に紹介し、多くのアクセス数を誇るウェブサイトとなりました。(2020年にて運用終了)
場所 | 青森県十和田市 |
期間 | 2013年 |
事業主体 | 十和田市観光協会 |
・ウェブサイトの企画
・ウェブサイトの作成・構築
・ウェブサイト構築後の広報
従来から市立美術館の設置を望む声が多く寄せられていた岡山県津山市よる新たな美術館整備のための業務。近年の美術館の動向や津山市の現状・課題などを調査・整理し、美術館の整備方針を審議するための資料作成や津山市美術館構想審議会の運営支援、美術館基本構想の作成等を行いました。
場所 | 岡山県津山市 |
期間 | 2014年 |
クライアント | 津山市 |
・調査業務
・基本構想策定
・資料の作成
・美術館構想審議会の運営支援
図書館と美術館の複合施設として、 群馬県太田市、太田駅前に2017年に開館した「太田市美術館・図書館」のアドバイザーおよび検討委員を務めた。設計者選定段階におけるアドバイス、施設整備検討段階における委員会審議、運営計画策定に関するアドバイス等を行った。
場所 | 群馬県太田市 |
期間 | 2013-2014年 |
事業主体 | 太田市 |
・設計者選定プロセスにおけるアドバイス
・基本計画策定に関するアドバイス
・施設整備検討委員
十和田市現代美術館につづき、十和田市による2つ目の美術館整備を含む奥入瀬焼山地域の活性化計画策定業務。十和田市現代美術館が十和田市の中心市街地に位置するのに対し、十和田湖に近く、自然豊かな奥入瀬焼山地域に新たな美術館を整備し、地域の活性化へと繋げるためのプロジェクト。対象地区は広大かつ未開発のエリアも含まれ、現地調査、住民へのヒアリング、計画図面作成、計画書の作成など、包括的な計画策定業務を行いました。
場所 | 青森県十和田市奥入瀬・焼山地域 |
期間 | 2013年 |
クライアント | 十和田市 ※前職所属の企業と共同での受託業務 |
・調査業務
・計画図面等の作成
・計画策定
・運営モデルの検討
・運営収支検討
十和田市の人口の2~3倍の数の人々が毎年、日本全国から訪れる高い知名度、集客力を誇る場所となったアーツトワダ/十和田市現代美術館が開館から5年を迎え、「美術館は集客装置」という考え方からさらに一歩踏み込み、アートやデザインなどクリエイティブな分野と連携しながら、アーツトワダおよび美術館の知名度や集客力を用いて、地域経済活動の活性化に向け、美術館がさらに寄与できないかという観点から実施した中心市街地の経済活性に主眼をおいた調査・提案業務。最終的に取りまとめた提案書では、20を超える改善点を提案し、そのいくつかは十和田市により実行され実現しています。
場所 | 青森県十和田市 |
期間 | 2013年 |
クライアント | 十和田市現代美術館 |
・現地調査、ヒアリング
・提案書の作成
中国、紫禁城から北に約8kmの北京中心部で行われている商業施設および集合住宅の大規模開発のためのアートプロジェクト。ドイツを拠点に活動するインゲス・イデーによるこの作品案は、北京市内を走る環状幹線道路から商業施設のエントランスへのアプローチに設置されるためのものです。高さ約17mの2本の脚から構成されるこの作品は、幹線道路から商業施設エントランスへと人々を導くことに加え、近年発展著しい中国の力強い「歩み」を表現しています。2本の脚の上には、胴体がないものの、胴体がなくても自然と上部に胴体が存在するかのように想像かつ認知する人間の想像特性を活用したものとなってます。
場所 | 北京、中国 |
期間 | 2012年 |
事業主体 | 遠洋地産 |
企画 | 丹青上海、オフソサエティ株式会社 |
アーティスト | インゲス・イデー(ドイツ) |
・調査・コンセプト策定
・計画策定・作家、作品選定
上海中心部、1800年代に建築された歴史的建造物を美術館・アートセンターとしてコンバージョンするという計画案。この歴史的建造物を美術館として生まれ変わらせたいという事業主体の要望からはじまった計画ですが、事業主体が民間企業であったため、美術館運営で採算を取ることは難しいと判断し、美術作品の展示スペースや展覧会スペースを設置すると同時に、一部のフロアを賃貸し、賃貸収入で展覧会などを開催するなど、運営方法や運営収支のあり方を考慮しながら安定かつ継続的に施設を運営できるよう計画を行ったプロジェクトです。
場所 | 上海、中国 |
期間 | 2010年 |
事業主体 | 海泰地産 |
・調査業務
・計画策定
・運営モデルの検討
・運営収支検討
青森県十和田市の中心部に位置するArts Towada(アーツ・トワダ)は、アート作品、中核施設である十和田市現代美術館、アートプログラムの3つから構成される「アートによるまちづくり」プロジェクトです。2008年4月に計画の第一期となる十和田市現代美術館が開館し、2010年4月には、美術館南側に第二期エリアとなる「アートスクエア」がオープンしました。国内外30名のアーティストによるパーマネント作品に加え、展覧会やワークショップ、地元商店街をはじめとする市民の方々と連携したアートプログラムなどが実施されています。雑誌やテレビなど多くのメディアで取り上げられ話題となり、人口約6万人という小さな街で、年間18万人という多くの方々が訪れている人気の美術館となっています。弊社代表である長田哲征が、2002年から全体計画監修者としてほぼゼロの状態から計画策定を行い、作品や作家の選定、美術館の機能や面積構成、建築設計者の選定プロポーザル、運営方針の策定など、計画策定からオープン後の広報活動まで、すべてのプロセスに携わり、この計画を実現させ、成功へと導いています。
場所 | 青森県十和田市 |
完成 | 2008年 |
事業主体 | 十和田市 |
計画監修・計画策定 | 長田哲征 ※前組織・代表取締役時のプロジェクト |
設置作品点数 | 31点 |
建築設計 | 西沢立衛建築設計事務所 |
ウェブサイト | アーツトワダ・十和田市現代美術館 |
チェ・ジョンファ(韓国) / ジム・ランビー(イギリス) / ロン・ミュエク(オーストラリア) / マリール・ノイデッカー(ドイツ) / フェデリコ・エレーロ(コスタリカ) / 山本修路(日本) / ボッレ・セートレ(ノルウェー) / キム・チャンギョム(韓国) / ジェニファー・スタインカンプ(アメリカ) / ハンス・オプ・デ・ビーク(ベルギー) / トマス・サラセーノ(アルゼンチン) / オノ・ヨーコ(日本) / 森北伸(日本) / アナ・ラウラ・アラエズ(スペイン) / 椿昇(日本) / 栗林隆(日本) / スゥ・ドーホー(韓国) / ポール・モリソン(イギリス) / マイケル・リン(台湾) / 山極満博(日本) / 高橋匡太(日本)
・調査業務(地域調査、ワークショップ、ヒアリング)
・コンセプトメーキング (コンセプトの策定)
・計画策定(全体計画案の策定)
・運営計画策定(運営方法の検討、策定)
・収支計画検討、策定(計画全体の収支モデルの検討、策定)
・設計者選定業務(建築家調査、候補者選定、プロポーザル要綱作成等)
・プロジェクト実施体制の検討、策定
・全体監修およびプロジェクトマネジメント業務
・作家、作品選定業務
・作品設置に関わるコーディネーション業務
・展覧会企画業務
・広報計画および広報業務
青森県十和田市の中心部に位置するArts Towada(アーツ・トワダ)は、アート作品、中核施設である十和田市現代美術館、アートプログラムの3つから構成される「アートによるまちづくり」プロジェクトです。2008年4月に計画の第一期となる十和田市現代美術館が開館し、2010年4月には、美術館南側に第二期エリアとなる「アートスクエア」がオープンしました。国内外30名のアーティストによるパーマネント作品に加え、展覧会やワークショップ、地元商店街をはじめとする市民の方々と連携したアートプログラムなどが実施されています。雑誌やテレビなど多くのメディアで取り上げられ話題となり、人口約6万人という小さな街で、年間18万人という多くの方々が訪れている人気の美術館となっています。弊社代表である長田哲征が、2002年から全体計画監修者としてほぼゼロの状態から計画策定を行い、作品や作家の選定、美術館の機能や面積構成、建築設計者の選定プロポーザル、運営方針の策定など、計画策定からオープン後の広報活動まで、すべてのプロセスに携わり、この計画を実現させ、成功へと導いています。
場所 | 青森県十和田市 |
完成 | 2008年 |
事業主体 | 十和田市 |
計画監修 | 長田哲征 ※前組織・代表取締役時のプロジェクト |
設置作品点数 | 31点 |
建築設計 | 西沢立衛建築設計事務所 |
ウェブサイト | アーツトワダ・十和田市現代美術館 |
チェ・ジョンファ(韓国) / ジム・ランビー(イギリス) / ロン・ミュエク(オーストラリア) / マリール・ノイデッカー(ドイツ) / フェデリコ・エレーロ(コスタリカ) / 山本修路(日本) / ボッレ・セートレ(ノルウェー) / キム・チャンギョム(韓国) / ジェニファー・スタインカンプ(アメリカ) / ハンス・オプ・デ・ビーク(ベルギー) / トマス・サラセーノ(アルゼンチン) / オノ・ヨーコ(日本) / 森北伸(日本) / アナ・ラウラ・アラエズ(スペイン) / 椿昇(日本) / 栗林隆(日本) / スゥ・ドーホー(韓国) / ポール・モリソン(イギリス) / マイケル・リン(台湾) / 山極満博(日本) / 高橋匡太(日本)
・調査業務(地域調査、ワークショップ、ヒアリング)
・コンセプトメーキング (コンセプトの策定)
・計画策定(全体計画案の策定)
・運営計画策定(運営方法の検討、策定)
・収支計画検討、策定(計画全体の収支モデルの検討、策定)
・設計者選定業務(建築家調査、候補者選定、プロポーザル要綱作成等)
・プロジェクト実施体制の検討、策定
・全体監修およびプロジェクトマネジメント業務
・作家、作品選定業務
・作品設置に関わるコーディネーション業務
・展覧会企画業務
・広報計画および広報業務
東京中心部、山手線沿線である大崎駅に隣接し、オフィス棟や住宅棟などから構成される複合施設「アートヴィレッジ大崎」には、国内外のアーティストによる5つの作品が設置されています。このプロジェクトでは、山手線に隣接する敷地の特性を活かして、敷地内からだけでなく、山手線の車窓からも人々に見てもらえるよういくつかの作品を配置しています。特に真っ赤な帽子が天高く伸びる15mの高さをもつこびとをモチーフとしたインゲス・イデーによるユーモア溢れる彫刻作品は、通勤時など多くの人々の興味を引き、話題となった作品です。また、このプロジェクトでは先端技術を駆使して作品をつくるアーティストを積極的に起用し、クリスチャン・メラーによる「ノジー」、ヨアヒム・ザウターによる「デュアリティ」など人々の動きに反応するインタラクティブ・アートなども設置されています。
場所 | 東京都品川区大崎駅東口 |
完成 | 2007年 ※前組織・代表取締役時のプロジェクト |
事業主体 | 大崎駅東口第3地区市街地再開発組合 |
参加アーティスト | インゲス・イデー(ドイツ)/クリスチャン・メラー(ドイツ)/ヨアヒム・ザウター(ドイツ)/モーリス・ヨーステン(オランダ)/吉水浩(日本) |
設計・建設 | (株)日本設計(建築設計)・(株)大林組(設計・建設) |
・コンセプトメーキング(地域調査およびコンセプト策定)
・キュレーション業務(作家・作品・設置場所の提案・協議・決定)
・協議・調整業務(事業主体・作家・設計者等との調整)
・コスト管理(作品制作設置コスト等)
・スケジュール管理(制作・設置を含む全行程の管理・調整)
・メンテナンスマニュアルの作成(メンテナンスに関わる調査・資料作成)
東京都千代田区、廃校となった旧練成中学校の建築物を、アートの拠点施設として活用するプロジェクト。千代田区より依頼され、計画策定、運営方法の検討、資金計画、運営収支の検討、プロポーザル要綱の作成、運営者選定委員として運営者選定プロポーザルの審査などを行ったプロジェクトです。運営者選定プロポーザルにより、コマンドN(代表:中村政人氏)が選ばれ、2010年より「3331アーツ千代田」として運営されています。2018年現在においても、運営委員を務めています。
場所 | 東京都千代田区 |
期間 | 2007年~ |
事業主体 | 千代田区 |
計画策定 | 千代田区・長田哲征 |
ウェブサイト | 3331 Arts Chiyoda |
・類似施設の調査
・目的・基本方針の整理
・全体計画策定
・運営モデルの検討
・運営収支計画
・運営者選定方法の検討
・運営者選定プロポーザル要綱作成
・ちよだアートスクエア構想検討委員(2007-2009年)
・運営者選定プロポーザル選定委員(2008年)
・運営委員会委員(2010年~)
愛・地球博の公式事業であるアートプログラム事業は、(財)2005年国際博覧会協会より、株式会社ワコールアートセンターに業務委託され、作家選定および作品制作協力として、携わった。 『幸福かたちーDIVERSE WAYS OF HAPPINESS-』をテーマに、大阪万博の開催年である1970年以降に生まれた国内外の若き芸術家7人によって制作された作品を、万博会場内に展示したプロジェクト。
場所 | 愛知県 |
期間 | 2005年 |
事業主体 | 愛知県 |
・協議調整
・制作設置管理
・作家の招聘
・資料作成
・作品撤去業務協力
十和田市郊外の高台に位置する馬事公苑内に設置された遊具機能を備えたアート作品。遊具をテーマに作品を制作している牛嶋均による高さ8.5mの巨大な滑り台を備えた馬型の作品は、Unidentified Mysterious Animal(未確認動物)の略称である「U.m.a」と名付けられています。馬事公苑のシンボルとして、子供だけでなく、大人にも親しまれている作品です。
場所 | 青森県十和田市 |
完成 | 2004年 ※前組織・代表取締役時のプロジェクト |
事業主体 | 十和田市 |
参加アーティスト | 牛嶋均(日本) |
・コンセプトメーキング(地域調査およびコンセプト策定)
・キュレーション業務(作家・作品・設置場所の提案・協議・決定)
・協議・調整業務(事業主体・作家・設計者等との調整)
・コスト管理(作品制作設置コスト等)
・スケジュール管理(制作・設置を含む全行程の管理・調整)
・メンテナンスマニュアルの作成(メンテナンスに関わる調査・資料作成)
日本橋の東急百貨店跡地に建てられた「COREDO日本橋」におけるアートプロジェクト。都会の風景の中にアートを設置することによって事業全体の付加価値を高め、従来のビジネス空間に華やかさを与えることを目的に、光をモチーフにした2作品を設置しています。光りという共通のモチーフをもつ両作品は、ガラス張りのビルに映え、独特の存在感を醸し出しながらも、同時に作品がそれぞれの品格を持ちながら共存しています。佐藤勲氏の「AN ORAL ORBIT」は、第13回CSデザイン賞の実験部門銀賞を受賞しています。
場所 | 東京都中央区日本橋 |
完成 | 2004年 ※前組織・代表取締役時のプロジェクト |
事業主体 | 三井不動産株式会社/東急不動産株式会社 |
参加アーティスト | ハウメ・プレンサ(スペイン) 佐藤 勲(日本) |
・コンセプトメーキング(地域調査およびコンセプト策定)
・キュレーション業務(作家・作品・設置場所の提案・協議・決定)
・協議・調整業務(事業主体・作家・設計者等との調整)
・コスト管理(作品制作設置コスト等)
・スケジュール管理(制作・設置を含む全行程の管理・調整)
・メンテナンスマニュアルの作成(メンテナンスに関わる調査・資料作成)
場所 | 横浜 |
完成 | 2003年 ※前組織・代表取締役時のプロジェクト |
事業主体 | 住宅・都市整備公団(現UR都市機構) |
参加アーティスト | エットーレ・スパレッティ(イタリア) |
建築設計 | 槇文彦・Maki and Associates |
・コンセプトメーキング(地域調査およびコンセプト策定)
・キュレーション業務(作家・作品・設置場所の提案・協議・決定)
・協議・調整業務(事業主体・作家・設計者等との調整)
・コスト管理(作品制作設置コスト等)
・スケジュール管理(制作・設置を含む全行程の管理・調整)
・メンテナンスマニュアルの作成(メンテナンスに関わる調査・資料作成)
現在のアーツ・トワダ/十和田市現代美術館(旧計画名:野外芸術文化ゾーン)の計画開始時および計画中に行った調査交流ワークショップ。2003年から2007年の間に、アーティストを招聘し、合計7回のワークショップを行った。老若男女、子どもから大人まで、累計3000人以上の多数の市民が参加したアートプログラム。ワークショップ時には必ずアンケートやディスカッションを実施し、アートを体験してもらった感想を計画に活かすという手法で、アーツ・トワダ/十和田市現代美術館の計画を策定した。
開催概要
2003年3月 体験版ワークショップ かえっこ(藤 浩志)
2003年8月 アートチャンネルトワダ vol.1(椿 昇/折元 立身/佐藤 尉隆)
2004年7月 アートチャンネルトワダ vol.2(LOCO)
2004年10月 アートチャンネルトワダ vol.3(磯崎 道佳/井上 信太 + 前田 真二郎/牛嶋 均)
2005年12月 アートチャンネルトワダ vol.4(平野 治朗)
2006年10月 アートチャンネルトワダ vol.5(山本 修路)
2007年8月 アートチャンネルトワダ vol.6(須藤 一幸)
2007年9月 アートチャンネルトワダ vol.7(椿 昇)
森ビル株式会社による六本木ヒルズにおけるアートプロジェクトの制作協力。複数の作品のうち、ルイーズ・ブルジョア、イサ・ゲンツケン、蔡国強、チェ・ジョンホァの4作品に関わる作品制作・輸送・設置等に関するコーディネーションを行った。
場所 | 東京都港区 |
完成 | 2003年 ※前組織・代表取締役時のプロジェクト |
事業主体 | 森ビル株式会社 |
参加アーティスト | ルイーズ・ブルジョア(フランス・アメリカ) イサ・ゲンツケン(ドイツ) 蔡国強(中国) チェ・ジョンホァ(韓国) |
・コーディネーション業務(作家交信・契約関連・図面作成・作品制作・輸送・設置等一式)
汐留地区に建てられたパナソニック電工(株)新本社ビルのためのアート計画。繊細な建築物のデザインに調和するよう上品で軽やかな印象を持った作品を選定。日本において初めての作品となるモーリス・ヨーステン(オランダ)の白色吊り型彫刻は、見る角度によってさまざまな異なる印象を与え、途切れることなくうつろいゆく時の流れを表現している。何層ものレイヤを塗り重ね制作された佐藤勲による絵画は縦方向へと続く吹き抜け空間の壁面によく調和する。
場所 | 東京都港区 |
完成 | 2003年 ※前組織・代表取締役時のプロジェクト |
事業主体 | 松下電工(株) |
設置作品点数 | 5点(3作家) |
参加アーティスト | モーリス・ヨーステン(オランダ) 佐藤勲(日本) 増田聡子(日本) |
建築設計 | 株式会社日本設計 |
・コンセプトメーキング(地域調査およびコンセプト策定)
・キュレーション業務(作家・作品・設置場所の提案・協議・決定)
・協議・調整業務(事業主体・作家・設計者等との調整)
・コスト管理(作品制作設置コスト等)
・スケジュール管理(制作・設置を含む全行程の管理・調整)
・メンテナンスマニュアルの作成(メンテナンスに関わる調査・資料作成)
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